「嘘松!」と言われる投稿が後を絶ちません。
時には著名人のツイートであっても「嘘松!」認定されるケースがあるくらいです。
特に、外国人が登場する投稿に「嘘松!」と言われるケースがあり、中でもドイツ人が登場するとその傾向が強いようです。
今回は、ドイツ人が登場するツイートがなぜ「嘘松!」と言われがちなのか、他の国のケースも合わせて紹介します。
嘘松の代名詞「ハイキング中のドイツ人」

まずはこちらのツイートをご覧ください。
こちらは、フリージャーナリストの熊谷徹氏によるツイートです。
1990年からドイツで取材・執筆をしていて、ドイツに関する本を25冊書いてられます。
この内容が事実であるかどうかはさておき、多くのコメントがついているほど反響があったツイートです。
熊谷氏はドイツ人を使ってツイートをするのがお好きなようで、下記のような内容もツイートしています。
自分の主張がしたいなら、ドイツ人をわざわざ登場させる必要はないでしょうし、ドイツ人が世界の代表者かのように扱っているのもネット民は気に入らないのかもしれません。
ドイツの人口は8000万人を超えていて、それだけ多くの思想をもった人もいるだろうと思われるのに、たった一人の言葉でドイツ人を代表しているというような書き方が受け入れがたい部分もあるのでしょう。
ドイツ人が選ばれる理由
ほかにもドイツ人を使った投稿が散見され「嘘松!」と認定されているものもちらほらあります。
そんなか、アメリカ人ではなくドイツ人がよく使われるりゆうに関して、こんな考察がありました。
Twitterは基本的に140文字以内で投稿する必要があり、少しでも文字数が少ない方がよいという考えがあります。
確かに、アメリカ人よりもドイツ人の方が一文字節約できますし、メリットがありますね。
それならタイ人や中国人でもいいじゃないかと思う部分もありますが、この言語出来ますよってアピールの度合いが違うのかもしれません。
ドイツ語ができるんですっていうアピールは、ちょっと刺さりやすいのかもしれませんね。
いずれにせよ、承認欲求の強さが嘘でもいいから書いてしまえっていう背景にあるのかもしれません。
自分の主張を正当化したい時に使う?

こちらはドイツ人ではなくアメリカ人を使った投稿です。
真偽に関しては定かではありませんが「嘘松!」とのコメントが多数寄せられています。
アニメというジャンルに対して、厳しい目を向ける人が一定数いるのは知っていましたが、こういう使い方についてはちょっと…と思う人も多いようです。
なぜ、わざわざ聞くのか、聞いた答えを掲載しても守秘義務は大丈夫なのか、などの突込みが寄せられています。
こういう質問系は、自分が気に入った答えが返ってくるまで聞き続けることもできますし、印象操作な感じは否めないなと思います。
嘘松と認定されがちな投稿集
さまざまな方が「嘘松」とされがちな投稿の特徴をまとめてられます。
こちらもそのひとつです。
SNSの投稿は、気軽にできる反面、一次情報の不確実さというものがあるだろうと思います。
つまり、架空の話を簡単に作り上げても、誰からも証拠を示せと言われる恐れが少ないということです。
漫才やドラマのように、架空の話でも構わない場合もありますが、笑い話では済まない主張のようなものが含まれた時に、読者は過剰に反応してしまいがちです。
折角、良い主張をしようとしても、これらの文言を使う事で一気に信ぴょう性がなくなるというのが、SNS文化の現状なのかもしれません。
まとめ
ここまで「嘘松!」とよく言われている投稿にドイツ人が登場する背景についてまとめました。
一見、権威のありそうな人が、自己主張をする際に自分の言葉ではなく、人に言わせているんじゃないかという疑念が「嘘松!」という指摘につながるのかもしれません。
あからさまにネタだと思われる投稿であれば、そこまで炎上するなんてことはないのでしょうが、日本を蔑んだり、日本の文化を馬鹿にしたり、そのように取られるような内容だと危ないですね。
近年では、本当かどうかはさておき、陰謀論と言われる情報もTwitterなどで拡散されました。
鵜呑みにしてはいけないのだと思い、疑いを持って投稿を読む人も一定数いるでしょう。
「嘘松!」と突込みが入って炎上を避けるためには、一次情報の薄い安易な批判投稿なんかは避けるべきでしょうね。